Surah Al-Insyirah

Daftar Surah

بِسْمِ اللّٰهِ الرَّحْمٰنِ الرَّحِيْمِ
اَلَمْ نَشْرَحْ لَكَ صَدْرَكَۙ١
Alam nasyraḥ laka ṣadrak(a).
[1] (預言者*よ、)われら*はあなたのため、あなたの胸を広げてやった¹のではないか?
1 つまり信仰、預言者*としての使命、知識、英知を受容できるよう、心を広げ、柔らかくされた、ということ(アル=バガウィー5:274参照)。家畜章125、ター・ハー章25も参照。

وَوَضَعْنَا عَنْكَ وِزْرَكَۙ٢
Wa waḍa‘nā ‘anka wizrak(a).
[2] そして、あなたから、あなたの重荷¹を下ろしてやったのだ。
1 この「重荷」の解釈については、「罪(勝利章2の訳注も参照)」「間違い」「預言者*としての使命につきものの苦労」といった諸説がある(アル=クルトゥビー20:105-106参照)。

الَّذِيْٓ اَنْقَضَ ظَهْرَكَۙ٣
Allażī anqaḍa ẓahrak(a).
[3] (その重みで、)あなたの背を軋ませていたもの(重荷)を。

وَرَفَعْنَا لَكَ ذِكْرَكَۗ٤
Wa rafa‘nā laka żikrak(a).
[4] また、あなたのため、あなたの名声を高めてやった。¹
1 預言者*としての使命を授かることなどによって、またはシャハーダ*の言葉において、彼の名がアッラー*の御名と共に言及されたり、彼への服従がアッラー*への服従と見なされたり(婦人章80参照)、天使*たちや信仰者たちによって讃美(さんび)される(部族連合章56とその訳注を参照)存在となることによって「名声を高められた」(アル=バイダーウィー5:505参照)。

فَاِنَّ مَعَ الْعُسْرِ يُسْرًاۙ٥
Fa'inna ma‘al-‘usri yusrā(n).
[5] 本当に、苦と共にこそ楽あり、

اِنَّ مَعَ الْعُسْرِ يُسْرًاۗ٦
Inna ma‘al-‘usri yusrā(n).
[6] 本当に、苦と共にこそ楽あり。¹
1 解釈学者らによれば、アーヤ*5と6の「苦」は同一のもので、「楽」は別のもの。つまり、一つの苦は、必ず二つの楽を伴うということ(アル=バガウィー5:275参照)。

فَاِذَا فَرَغْتَ فَانْصَبْۙ٧
Fa iżā faragta fanṣab.
[7] ならば、(現世の用事から)手が空いたら、(崇拝*行為に)尽力せよ。¹
1 ほかにも、前者と後者がそれぞれ「礼拝、祈願」「義務の崇拝*行為、夜の任意の礼拝」「イスラーム*の教えの伝達、自分と信仰者たちの赦しをアッラー*に乞うこと」「敵との戦い、アッラー*の崇拝*」であるといった解釈もある(アル=クルトゥビー20:108-109参照)。

وَاِلٰى رَبِّكَ فَارْغَبْ ࣖ٨
Wa ilā rabbika fargab.
[8] そして(あらゆる必要において)、あなたの主*にこそ希求するのだ。