Surah Al-Humazah

Daftar Surah

بِسْمِ اللّٰهِ الرَّحْمٰنِ الرَّحِيْمِ
وَيْلٌ لِّكُلِّ هُمَزَةٍ لُّمَزَةٍۙ١
Wailul likulli humazatil-lumazah(tin).
[1] 全ての中傷者、誹謗者¹に、災いあれ。
1 この「中傷者」「誹謗者」の解釈には、前者と後者がそれぞれ、「悪い噂を吹いて回る者(筆章11の訳注を参照)、人の欠点をあげつらう者」「面と向かって中傷する者、陰口(部屋章12の訳注を参照)を言う者」「その逆」「言葉で中傷する者、目配(くば)せで中傷する者」など、非常に多くの説がある(アル=クルトゥビー20:181-182参照)。

ۨالَّذِيْ جَمَعَ مَالًا وَّعَدَّدَهٗۙ٢
Allażī jama‘a mālaw wa ‘addadah(ū).
[2] 財産を集め、それを数える(ことに現を抜かす)者に。

يَحْسَبُ اَنَّ مَالَهٗٓ اَخْلَدَهٗۚ٣
Yaḥsabu anna mālahū akhladah(ū).
[3] 彼は自分の財産が、自分を(現世で)永遠に生かしてくれると思っている。

كَلَّا لَيُنْۢبَذَنَّ فِى الْحُطَمَةِۖ٤
Kallā layumbażanna fil-ḥuṭamah(ti).
[4] 断じて(、彼の主張は正しく)ない!彼は必ずや、粉砕するもの¹の中に投げ込まれよう。
1 「粉砕するもの」とは、そこに入れられてもの全てを粉砕する、地獄の業火の別称(前掲書20:184参照)。

وَمَآ اَدْرٰىكَ مَا الْحُطَمَةُ ۗ٥
Wa mā adrāka mal-ḥuṭamah(tu).
[5] (使徒*よ、)粉砕するものが何かを、何があなたに知らせるのか?

نَارُ اللّٰهِ الْمُوْقَدَةُۙ٦
Nārullāhil-mūqadah(tu).
[6] (それは、)点火され(激しく燃え上がっ)た業火。

الَّتِيْ تَطَّلِعُ عَلَى الْاَفْـِٕدَةِۗ٧
Allatī taṭṭali‘u ‘alal-af'idah(ti).
[7] (身体を突き抜け、)心臓にまで達するもの。¹
1 このアーヤ*の解釈には、「炎は全身を覆(おおい)尽くすが、誤った信仰は心に宿(やど)る ものであることから、心臓が特に言及されている」「心臓にまで痛みが達すれば人は死ぬものだが、そこでは死ぬこともできない(創成者*章36、至高者*章13も参照)」「心の内を見通し、彼らの各々がどれだけ懲罰に値するかを知っている」といった諸説がある(アッ=シャウカーニー5:665参照)。

اِنَّهَا عَلَيْهِمْ مُّؤْصَدَةٌۙ٨
Innahā ‘alaihim mu'ṣadah(tun).
[8] 本当にそれは、彼らを密閉している、

فِيْ عَمَدٍ مُّمَدَّدَةٍ ࣖ٩
Fī ‘amadim mumaddadah(tin).
[9] 長く伸びた列柱¹の中で。
1 この「列柱」の解釈には、「それによって罰される柱」「首につけられる枷(ヤー・スィーン章8も参照)」「足につけられる枷」「地獄の民を密閉する杭(くい)」「体を縛(しば)る長い鎖や枷(真実章30-32も参照)」「終わりのない長い時間」といった諸説がある(アル=クルトゥビー20:186参照)。